最低限知っておきたいルール&マナー!暫定球

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今回は暫定球。

色々な方とラウンドしていると一部の方ですが、ルールやマナーの習得不足が気になりますね。

ゴルフスクールなどに通えば必ず教わることなので、ルールやマナーも練習同様に是非とも習得してください。




暫定球

紛失またはアウトオブバウンズ(OB)の境界線を超えたことが不確定な場合は、同じ箇所から暫定球を打つことができます。

ボールの地点まで行ってアウトオブバウンズ(OB)が判明した際に、直前に打った箇所へ戻ってプレーすることが必要ですが、事前に暫定球を打つことにより、暫定球でプレーを続行できます。

但し、ペナルティエリアに入ったことが明らかである場合は暫定球を打つことはできません。

暫定球が認められる場合

球がペナルティーエリア以外の場所で紛失、またはアウトオブバウンズとなったかもしれない場合、時間節約のためにプレーヤーはストロークと距離の罰(規則14.6参照)に基づき暫定的に別の球をプレーすることができる。

ゴルフ規則より引用

アウトオブバウンズ(OB)の復習

アウトオブバウンズ(OB)の場合

球が紛失、またはアウトオブバウンズとなった場合、プレーヤーは、1打の罰を加え、直前のストロークを行った所から元の球か別の球をプレーすることによってストロークと距離の救済を受けなければならない。

ゴルフ規則より引用

<プレーの続行>

ボールの地点()からボールの地点()に打ち、ボールの地点()がアウトオブバウンズ(OB)の場合、直前に打った箇所()に戻り、ボールをドロップ(ティーイングエリアならティーアップ可)して、打ち直しになります。

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暫定球の宣言

暫定球を打つ際は、「暫定球」である旨を宣言してから打ちます。

宣言をしないで暫定球を打つと、不確定の元の球が紛失扱いとなり、暫定球でインプレーとなります。

ストロークを行う前に、プレーヤーは暫定球をプレーすることを宣言しなければならない。


●プレーヤーが別の球をプレーすることや再プレーを行うことを単に言うだけでは十分ではない。
●プレーヤーは「暫定球」という言葉か、プレーヤーが規則18.3に基づいて暫定的に球をプレーすることを別の方法で明確に示さなければならない。

プレーヤーが(暫定球をプレーする意思があったとしても)それを宣言せずに、直前のストロークを行った場所から球をプレーした場合、その球はストロークと距離の罰のもとにそのプレーヤーのインプレーの球となる。

ゴルフ規則より引用



暫定球の判別

使用するボールには印を付けたり、印字番号を変えるなどし、元の球と暫定球の区別ができるようにしたほうが良いです。暫定球を1打目と同方向へ打った場合、元の球と暫定球の判別ができないことを防ぐためです。

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オヤジはボールを購入する際は、ダース単位で購入していますが、購入後は各スリーブ(3個入りの箱)をバラバラにしています。

スリーブ(3個入りの箱)には同じ番号のボールが3個入っています。プレーする際にスリーブ単位で使用すると同じボール3個(例:1番が3個)でプレーすることになり、暫定球を打つ際に区別できない状況になってしまいます。

暫定球を打つ前にマジックや鉛筆で目印を付ける方もおりますが、各スリーブには違う番号が印刷されていますので、オヤジはスリーブの中のボールをバラバラ(例:1番、2番、3番)に入替えて準備しています。

ゴルフ規則には以下のように定義されています。

プレーヤーが暫定球を元の球と同じような場所にプレーし、どちらの球が元の球か判別できない場合
●2つの球の1つだけがコースにある場合、その球が暫定球として扱われ、今やインプレーとなる。
●両球ともコースで見つかった場合、プレーヤーはその両球のうちの1つを今やインプレーとなる暫定球として扱うことを選択しなければならず、他の球は紛失として扱われ、プレーしてはならない。

ゴルフ規則より引用

<解説>

1個だけ見つかったが、元の球と暫定球の判別ができない場合、たとえその球が元の球であったとしても、その球を暫定球としてインプレーとなる。また、2個とも見つかったが、元の球と暫定球の判別ができない場合、プレイヤーがどちらかの球を選択して暫定球としてインプレーとなる

結果、ボールが見つかっても判別できない場合では、どちらも暫定球として採用されてしまうので、番号やマークで区別できるようにすることが必要です。

暫定球を打つ前にマーカー(または同伴競技者)にボール番号や目印などを伝えてから打つと良いと思います。

暫定球でプレーを続ける際の注意点

元の球があると推定する箇所よりホールに近い箇所で、プレーヤーが暫定球をプレーした場合、その暫定球はストロークと距離の罰のもとにインプレーの球となります。

時間節約のための暫定球です。元の球よりホールに遠ければ、暫定球を更にプレーして前に進むことになります。

例えば、暫定球をミスショットしてチョロってしまったら、元の球を探しに行く前に、暫定球を更に打って前に進むイメージですね。

しかし、誤って元の球よりホールに近い箇所から暫定球をプレーしてしまうと、元の球を発見しても放棄となり、元の球でプレーすることはできません。